ファイナンシャルプランナー(FP)として、企業や労働組合からの依頼で従業員向けのセミナーを行っている平岡さん。クライアント企業との打ち合わせを綿密に行い、要望には柔軟に対応。講義内容は、どんなテーマでもわかりやすく、実生活ですぐに役立てることが出来るよう面白く実践的な内容を心掛けている。 また、セミナーでは質問しにくい個人的な住宅購入や資産運用、生命保険見直しなどの質問を受けるため、セミナー後に個別相談を行っている。特に奥さんや家族を含めてじっくり相談をしたいという従業員からのニーズが多いため、企業内の窓口として「FP相談室」を設け、従業員が自由に利用できる環境を用意。 セミナーと個別相談をセットで行い、クライアントから従業員まで、すべてのニーズに応えられるのが彼の強み。新入社員向けのライフプランセミナーや生命保険についてのセミナーは毎年継続して依頼されることが多く、その他「確定拠出年金制度導入後 継続教育」などの各種セミナーも好評を得ている。
生命保険会社勤務時代に、保険の本当の意味に触れた平岡さん。保険を物品として扱うのではなく、これからを保障してくれる大切なものだというモラル意識を持って仕事をすべきだと思い、売り手側の意識の低さにはがゆさを感じていた。 そこで、クライアントごとにもっといい提案ができないか、自分のやり方なら他の提案ができるかもしれないという思いから、FPの道へ。 「営業的に保険を販売するのではなく、保険にまつわるすべてのことを解決していきたい」と言う平岡さんのポリシーは、クライアントを自分の家族だと思って接し話しを聞くこと。つまり、クライアントが少しでも豊かになって欲しいという願いを込めながら、常に公平に対応することを心掛けている。細かい質問の一つひとつにも耳を傾け、後々のアドバイスにつなげていき、話しやすい環境作りにも気を配るのが平岡流。それらすべてのことから、信頼関係が生まれてくる。 「“平岡さんに頼んでよかった”という言葉を聞くために頑張っている」と話し、その喜びが次への自信につながっている。
FPとは大きく、講師系と実務系に分類される。これから求められるのは、この両方を兼ね備えたFP。混在している現状を刷新して、双方が得意分野を教え合う融合型のFPを育てていきたいと意欲を見せる。 しかし、FPの教育の場が少ないのが現状。そこで今後の大きな課題のひとつが、“ブランド化・グループ化”に向けての取り組み。FP業界もネットワークが大切で、グループ化することで、全国各地のオファーに対応することができる。平岡さんは、クライアントがどこに相談すればいいのか分からないことがないように、安心して相談できる場所を提供したいと、地域ごとのFP事務所の重要性をアピール。 また、クライアントにとってわかりやすい存在であることも必要不可欠で、“FP事務所”というブランド化を目指す。平岡さんは、保険の内容についてなど、生保出身ならではの詳しい知識を武器に、クライアントに一番適切なアドバイスができるよう程よい距離感を保ちながら前進し続ける。 今後、自分が家族のように関わったクライアントが増えることで、様々な可能性が広がっていき、そこを軸に自分も“FP事務所”も大きく成長していきたいと明るい未来を見つめている。そして、内面の強さがなければ続けられないと、心で伝える仕事を信条としている。