「色は言葉がいらない」。
柴田さんは、色が気持ちを伝えるツールのひとつだと言う。特に難しい年頃を迎えた子供を持つ親は、色が示す意味によって子供の本音に気づくケースも。
子育て支援セミナーでは、主にカラーシートを使って、好きな色や嫌いな色を親と子がそれぞれ選ぶ。それによって子供が強く思っていることを読み解き、親は自分の行動を理解できる。柴田さんも中学生の娘に「今日は何色の気分?」と、色でよく会話をするそうだ。 |
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カラーといえばファッションやメイクなど外見的な要素が強いが、柴田さんの場合は少し違う。カラーの知識を使って内面に潜む“心の色”を引き出すのだ。その高いカウンセリング能力が評価され、高齢者施設や学校関係からの講師依頼が多い。高齢者の場合、色によって感情を刺激されイキイキとした表情を取り戻す。
また、介護をする側の心をケアするセミナーも可能。学校教育の場では、不登校の子供が登校するようになった事例がある。
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社員のモチベーションや部下と上司の人間関係は、企業の業績に直結する大切な要素。柴田さんは企業向けのカラーセミナーや色彩カウンセリングにも力を入れる。
例えば、色によってストレス耐性を判断するほか、仕事の適正をアドバイス。部署内全員がカラー診断テストを行った後に一人ひとりをカウンセリングする方法もある。職場では人に弱みを見せられない男性にも、色を使った心のケアで、モチベーションを上げる効果が期待できる。 |
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カラーセラピスト養成講座では、色彩心理の基本やカウンセリング方法を個人のレベルに合わせて指導。柴田さんは「カラーを世の中に生かせる人を育てたい」という思いが強い。その理由は、柴田さん自身の過去にある。18歳の時に出会った人の言葉で人生が180度変わった。
それ以来、迷いや不安を抱える人の役に立ちたいと思うようになった。カラーはそのための最強ツールなのだ。「色の力を借りて一歩を踏み出す後押しができれば」と言う。 |