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書を始めたのは6歳6カ月から。水墨画をたしなむ祖母の影響もあり、子どもの頃から墨はごく身近な存在だったというヤマモトさん。前衛書家の竹澤丹一氏に師事し、のびのびと心で書く表現の面白さと続けていくことの厳しさを学んだ。
成人してからも会社勤めの傍ら、自分自身を表現する手段として書を続けてきたが、2003年からは書家として創作活動に専念。墨象画の作家として作品を発表しつつ、筆文字によるロゴやデザイン書などを手がけ、枠にはまらない創作活動を続けている。 |
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「書=文字」と連想しがちだが、ヤマモトさんは墨で描く抽象画ともいえる墨象画の作品を創作し続けている。前衛書家として頭角を現しつつも、「墨で文字を書く」創作活動も幅広く展開している。例えば、呉市の酒蔵「華鳩」の日本酒ラベル、広島市にある丸徳海苔の商品ロゴや社屋外壁を飾る文字、永本建設のオリジナルカレンダーなど、地元企業からの依頼で筆文字によるロゴ・デザインを手がけてきた。 |
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新築の日本家屋の施主から、玄関壁面にその家からイメージした言葉を書で表現してほしいという依頼を受け、横幅5メートル近い壁面に一気に書き上げた。居合道のポスターなど、海外向けの制作物に書を提供する機会も増えてきた。書く文字は日本語に限らず、英文字で表現したり、絵と文字を組み合わせたりと変幻自在。一般的な和のイメージにとどまらず自由な発想で、墨と筆を使った表現がヤマモトさんの持ち味だ。 |
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2008年2月には、ニューヨーク・ハーレムのギャラリーで初の海外個展を開催。即興で書いた書が好評で、海外でパフォーマンスとしての書の可能性を実感した。
2009年5月、パリ作品展『ひろしま文化10選』に参加。
心を伝え、長く愛される筆文字や筆を使ったデザインを提供していきたい、とヤマモトさん。墨が醸し出す表情の面白さをこれからも追求していきたいと意欲的だ。
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